今年も畑やプランターで夏野菜がたくさん実りました。ぞう組から、その野菜を使った「カレーが食べたい」という声が上がり、きりん、こあら組に声をかけて“夏野菜カレー作り”をすることになりました。それぞれが育てた野菜(ピーマン、かぼちゃ、オクラ、枝豆、ナスなど)を持ち寄って作りましたよ。
こあら組は、玉ねぎの皮をむいたり収穫した野菜を洗ったりしました。「これがカレーになるよ」「ピカピカにせんと」と、大事そうに野菜を持って丁寧に洗っていましたよ。
きれいになった野菜は、ぞう、きりん組に届けて包丁で切ってもらいました。その様子をじーっと見ていた子ども達。「こあらさんもできるかな~」と、いつか包丁を使ってクッキングする日を楽しみにしているようでした。
きりん組は、畑で大事に育てたかぼちゃとピーマンを切りました。担任がかぼちゃを半分に切ろうとすると、硬くてなかなか切ることができません。その様子を見て子ども達からは「おっきいからだ!」「おいしいの(実)がいっぱいだけんだ!」という声が聞かれました。パカっと切れた時には「やった~!!」と歓声が上がりましたよ。
かぼちゃは硬くて切れるか不安がる子もいましたが、美味しいカレーを作る為に力を込めて切っていました。ピーマンのへたや種も自分達で取りました。「ここ取っていいの?」と、聞きながらそろ~っと丁寧に取っていましたよ。包丁を持つ表情は真剣そのものでした。
ぞう組は慣れた様子で包丁を使う子が多く、今までの経験が活きていることが感じられました。「猫の手だが」と、野菜に添える手の形にも気をつけながら切っていました。切れた野菜の断面を見て、「ここに模様がある」「(オクラが)お星さまみたい」など、野菜の切り口にも目を向けていましたよ。
玉ねぎは目にしみましたが、「涙が出る~」と言いながらも頑張って手で裂いていました。美味しいカレーを作る為に必要なことだと分かっているからこそ頑張れたのでしょう。
3クラスで力を合わせて準備した野菜を遊戯室へ運び、いよいよお鍋に入れる時がやってきました。それぞれのクラスで育てた野菜が鍋の中で一緒になるのをみんなが嬉しそうに見ていましたよ。野菜や肉を炒めると、どんどんいい匂いが漂い始めました。それにすぐ気がついて「いいにおいがする!」と、更に喜んでいました。 水を入れて、鍋の中でグツグツと野菜が煮える様子も「音がしてる」「湯気がいっぱい!」と、楽しんでいましたよ。
カレーのルーを入れるともっといい匂いが遊戯室に広がりました。「カレーのにおいだ!」「カレーになった!!」と、みんなで喜び合っていましたよ。
みんなで作った“夏野菜カレー”。野菜の美味しさ+“みんなで”という嬉しい隠し味も加わって、本当に美味しいカレーになりました!