いつも美味しい野菜をつくって届けてくださる山本さんと一緒に5歳児が豆出しをしました。
豆出しの前に、山本さんからの“野菜クイズ”に答えました。まず最初にいろいろな野菜の種を見せてもらい、「野菜の種を植えると、どこが一番初めに出てくるでしょうか!」という問題が出ました。するとすぐに「芽!」と答えた子ども達。でも「あ~残念!違いまーす!」と不正解でした。山本さんから「野菜は栄養がないと大きくならないよね。ということは…」とヒントをもらうと、すぐにピン!ときて「根っこ!」と言い当てましたよ。
次に畑でできた立派な野菜を見ながら「この野菜はどこの部分(根、茎、葉、実)でしょうか!?」というクイズが出ました。まずは“大根”。子ども達は一番に「実!」と言いました。でも「あ~残念!!」と山本さん。正解は“根っこ”でした。その後もいろいろな野菜を見ながらどの部分なのかを考え答えていきましたよ。野菜のどの部分を食べているのかが分かり、給食の時間に「この野菜はどこかな~」と考えながら食べる楽しみができました。
楽しい“野菜クイズ”の後は、いよいよ豆出しです。秋に山本さんの畑に出かけた時にまだ緑の大豆の様子を見せてもらっていたので、「わ~、色が変わってる!」とその変化に気づくことができました。
豆の出し方を給食先生に教えてもらい早速始めましたよ。棒を使ってサヤを叩くとポンポン豆がとび出してくるのが面白く、何回もやって楽しんでいました。全てのサヤから豆を出した後は『とうみ』という道具を使って豆と殻やくずを分ける様子を見ました。クルクルレバーを回すと、外へ向かって殻やくずがとんでいくので「すごーい!あっちから出てきた!!」と歓声が上がっていました。初めて見る道具に終始目が釘づけの様子でした。
豆出しはこれで終わりではありません。最後の仕上げで食べられる豆とそうでない豆(傷んでいるもの)の仕分けをしました。じっと見ながら選別しましたよ。「みんなが食べるやつだけん!」と集中して頑張っていました。年明けにはこの豆がお正月のお祝い膳のメニューの一つになります。それが今から楽しみな様子の子ども達でした。