今日は「和食の日」です。日本には昔から受け継がれてきた「和食」という種類の食べ物があります。ごはん・汁(味噌汁やお吸い物)・おかず(煮物や焼き物)・お漬物を組み合わせたものが「和食」の基本です。今日は「和食の日」にちなんで、和食に欠かせない“だし”を子ども達に紹介しました。最初に「和食ってわかる?」と聞くと「わから~ん」と言う子ども達。「パンとごはんはどっちが和食でしょう?」と聞くと「パン!パン!パン!!」と答える子どももいました。次に、味覚について話しました。ケーキやレモン、ゴーヤや塩のイラストを見せ、どんな味がするかを尋ねると、「しょっぱい」「あまい」「にがい」「すっぱい」など口々に言っていました。“塩味・甘味・苦み・酸味”そして最後に大事な“うまみ”があることを伝えると「うまみ?」「うまみって何?」と不思議そうにきいていました。この“うまみ”が“だし”から出てくることを伝え、「だしって何だと思う??」と聞くと「あぶら!」「しょうゆ?」と答える子ども達でした。そこで和食の基本の昆布・かつおぶし・煮干しが登場し、実際に触ったり、におったりしました。調理担当者がそれぞれに『昆布だし』『煮干しだし』『かつおだし』を作っていく様子を見て、水から入れるもの、沸いたお湯の中に入れるものがあることにも不思議そうにしていました。また、昆布やかつおぶし、煮干しが煮立ってくると、「あ!おどってる!」「でっかくなったね」とだしの変化も楽しんでいました。
だしが出来上がると、3種類のだしの飲み比べもしました。昆布だしとかつおだしはブレンドをしてみたりと、いろんな味の変化も体験し、「う、まず~い」「魚の味がする」「甘い!」など、それぞれにおいしさの違いがあったようです。今日のおやつは「根菜汁」でした。根菜汁を味わう前に、お湯に醤油だけが入ったものを飲んでみました。だしだけを飲んだあとの子ども達にはほんのり醤油味は食べなれた味でもあったようで、「こっちがおいしい!」と喜んで飲む子どももいました。そのあとに、だしの味がしみ込んだ根菜汁を食べると、「うまい!」「やっぱこっちがおいしい!」「いろんな味がする」と味わって食べている様子が見られました。おかわりの列も出来上がり、たくさんの“うまみ”を味わった子ども達でした。