今日のおやつは“かしわもち風”でした。昔から島根県全域で端午の節句の時期になると、子どものおやつとして親しまれている『かしわもち』。島根県では、“サルトリイバラ”の葉で作ったものが根付いています。一ヶ月遅れの6月5日に節句をする島根県では、この日に合わせて食べられるそうです。
“サルトリイバラ”とは…トゲのある木質のツル植物で、他の植物に絡みついて伸びています。トゲに引っかかると、サルでも身動きが取れないという意味で『猿取り茨』という名前だそうです。
今回は、サルトリイバラを調理担当者が掛合町で採ってきました。「すぐ採れるだろう」と思っていたものの、本当にチクチクとトゲがあり、他の植物に絡みつく葉っぱをハサミでチョキチョキし、少し苦戦しながら採っていきました。食べたことはあっても、どんなところでどんな風に葉っぱがあるのか知らずにいたので、実際に自分で採ることでとても良い体験ができました!(採ったら冷蔵庫で冷やさないとすぐ黒くなるんですね…)
おやつの時間に葉っぱの話をすると、「山で採ってきたの?いいな~」「さる!?」と興味津々で聞いてくれました。「いいにおいがする~」「この葉っぱ、ウシワカマルだっけ?」とたくさん葉っぱの話をしながら食べました。おかわりも列ができるほど人気でしたよ♪葉っぱを持ち帰ると言った子どももいました。「おうちでなんていう葉っぱかクイズにする」と話していました。