愛耕福祉会からのお知らせ

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2023.05.15
『発達が気になる子どもへの支援』と題した職員研修会を開催しました
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愛耕福祉会では、全職員(職員数80名)を2班に分け、『発達が気になる子どもへの支援』と題した研修会を開催しました(1班:5月13日開催/2班:5月27日開催予定)。
この研修会は「公立大学法人 島根県立大学 松江キャンパス」特別支援教育研究室 教授の西村 健一様を講師にお招きして、「加茂交流センター」第3会議室を会場に開催しました。西村教授は大学の教鞭と併せ、公認心理士及び臨床発達心理士スーパーバイザーとして主に幼児期からの発達障害等への支援・研究、そして「お助け!発達障害の子供たちに届けるオーダーメイド支援法(出版者・発行元:社会福祉法人ふらっと)」など、著書も多数出版されています。愛耕福祉会では新型コロナ禍により長らく職員が一堂に会する機会が失われていましたので、今回、久々に3つの保育園(かもめ保育園/大東保育園/みなみかも保育園)の職員が対面で交流する貴重な機会となりました。
西村教授から事前に、今回の研修テーマは「ワイワイコミュニケーションです」と案内されていました。研修では西村教授の巧妙なトークで最初から最後まで活気に満ち溢れ、グループディスカッションでは職種に関係なく活発な議論が行われました。また、発達障害の特性とその関わり方等、専門的な知識の習得、そして大人でも一人ひとり個性があるように、子どもだってみんな違うんだよという「ダイバーシティ」の考え方を教わり、保育者としてとても大切な姿勢についてあらためて理解することができました。
近年、保育現場では発達障害が大きな課題となっており、発達障害の診断を受ける子どもたちが増えています。保育の現場においては、発達障害の子どもや、いわゆる「気になる子」に対して、保育者が正しく理解し、適切なサポートが求められています。また、発達障害の子どもの保育については、保育士だけではなく、看護師、調理担当者、事務担当者含め、園全体でかかわり、ノウハウを共有することが重要です。愛耕福祉会では今回の研修で学んだことを基に、これからもより一層、発達障害について理解を深め、子ども一人ひとりに対して真摯に向き合い、子どもたちが過ごしやすく、保護者も安心できる保育環境を築いて参ります。