愛耕福祉会からのお知らせ

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2025.01.11
これからの幼児教育に求められる「ウェルビーイング」実現のための職員研修会を開催しました
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愛耕福祉会では、全職員(職員数80名)を2班に分け、これからの幼児教育に求められる「ウェルビーイング」実現のための研修会を開催しました(1班:令和6年11月16日開催/2班:1月11日開催予定)。
この研修会は「公立大学法人 島根県立大学 松江キャンパス」特別支援教育研究室 教授の西村 健一様を講師にお招きして、「雲南市立大東保育園」遊戯室を会場に開催しました。西村教授は大学の教鞭と併せ、公認心理士及び臨床発達心理士スーパーバイザーとして主に幼児期からの発達障害等への支援・研究、そして「新時代を生きる力を育む 知的・発達障害のある子のウェルビーイング教育・支援実践」など、著書も多数出版されています。
西村教授の研修会は一昨年(令和5年5月)も開催しており、前回の研修会では子どもの発達障害の特性とその関わり方、そして「ダイバーシティ」の考え方を教わりました。今回の研修会では、国が策定した「第4期(令和5年度~令和9年度)教育振興基本計画」のコンセプトである「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」について学びを深めました。「日本社会に根差したウェルビーイング」の要素として、「幸福感」、「学校や地域でのつながり」、「協働性」、「利他性」、「多様性への理解」、「サポートを受けられる環境」、「社会貢献意識」、「自己肯定感」、「自己実現」、「心身の健康」、「安全・安心な環境」が挙げられています。これらを保育を通じて向上させていくことが重要であり、私たち保育従事者の「専門性」が増々求められる時代になりました。
また研修会には西村教授のゼミ生(島根県立大学人間文化学部保育教育学科3年/雲南市在住)も同席され、自身が活動されている誰もが読書を楽しめる社会にをコンセプトとした「りんごの棚プロジェクト」について紹介いただきました。このプロジェクトは福祉の進んだ国・スウェーデンで生まれた取り組みであり、誰もが読書を楽しめるように、大きな活字の本や触って楽しむ絵本、手話の本などを集めた本棚が図書館に設置されています。
愛耕福祉会では今回の研修で学んだことを基に、子ども一人ひとりに対して真摯に向き合い、子どもたちが過ごしやすく、保護者も安心できる保育環境を築いて参ります。