生活のようす

　こすもす・つばき・ひまわり組さんは貴船神社へ参拝に行こうと、ひまわり組の部屋で朝から豆を炒りました。豆を炒りながら「これをもって神社に行くぞ！」「鬼をやっつけるぞ！」と気持ちも強くなっているようでした。豆がはじけたり、こんがりとした色に変わっていくとたちまち豆のいい匂いが園内中に立ち込め、小さい子たちも「なにしとる？」「なんかいいにおいする」と豆を炒る様子を見に来ていました。
　豆の準備ができたところで、3クラスで節分のお話を聞き、「おなかのなかにおにがいる」という絵本を見ながら、自分自身の心の中にどんな鬼がいるかな？と考えてみました。ひまわり組さんは時間をかけて作った手作りのお面とともに、心の中の”おこりんぼおに”　や　”よわいおに”　などなど…をやっつけるぞと話していました。つばき組さんも紙袋などで工夫して作ったお面を被り、こすもす組さんも手作りの豆入れを大事そうに持って、鬼をやっつける準備は万端でした。
 

　　集まりの後、こすもす・つばき・ひまわり組さんは強い向かい風が吹く中、神社へ出かけました。神様に挨拶をしてから「おには～そと～！！」「ふくわ～うち～！！」と大きな声で元気よく豆をまきました。子どもたちの元気な声に、心の中の鬼も逃げ出していくようでした。風は強かったですが3クラスそろっての神社参拝ができました。しっかり鬼退治をして気持ちよく春をむかえられそうです。

　園内では、ちゅうりっぷ・さくら・たんぽぽ組さんが豆まきのつどいをしました。鬼のお話をすると「鬼こわい」とつぶやく子もいましたが、”鬼の嫌いな物はなんでしょう？”　とクイズ形式で紹介し、「イワシっていう魚の匂いとヒイラギっていうチクチクの葉っぱが嫌いなんだよ」と教えてもらいました。実際にヒイラギにイワシの頭を刺したものを見せ、「玄関に飾っておくと鬼が来ないんだよ」と伝えると、「チクチクだ」「魚くっついとる」とよくよく見たり、ちょとだけヒイラギの葉っぱを触ってみたりしていました。みんなで元気よく「鬼のパンツ」の踊りを踊り、新聞紙で作った豆を鬼の絵に向けて投げました。たんぽぽ組さんはしっかり鬼の絵をねらって投げていましたよ。
　園内外で鬼をすっかり追い払った子ども達、保育園のみんなにたくさんの福が訪れそうです！