今日のお弁当日に合わせて、ひまわり組はJRとバスを乗り継いでゴビウスに出掛けました。数日前から汽車に乗ることをとても楽しみにしていた子ども達。初めて汽車に乗る子どももいたようで、「ドキドキする」「どんな汽車かなぁ」と期待も膨らんでいました。汽車に乗るには切符がいることを話し、遠足のしおりに切符入れの封筒をつけて持ち歩けるようにしました。本物そっくりのみなみかも保育園オリジナルの切符を一人一人が大事に持ち歩くことにしました。
保育園をバスで出発し、加茂中駅に到着すると駅舎やホームの方を興味津々で眺めては、目につくものなんでも「これなんですか?」と駅長さんに積極的に尋ねている子どもたちでした。駅員さんのお心遣いで、子どもたちのオリジナル切符に改札鋏(かいさつきょう:現在は使われていない切符を切るハサミ)で切符を切って(穴をあけて)もらいました。一人一人、改札で切符を出す体験は本当に貴重な経験でした。加茂中駅から宍道方面の上り列車に乗るには、線路を渡って向こう側のホームに行かなければなりません。前日に交通安全教室をしたことで、左右の確認をしっかりして横断歩道を渡るのと同じように渡ることができました。線路を渡るという経験もなかなか無い経験となりました。
見送りの園長先生や駅長さんに手を振り、車窓から流れる景色を見ながら乗りました。ガタンゴトンという揺れを感じたり、汽笛が鳴り響いたことに驚いたりしながら楽しく乗車しました。数人のお客さんがおられましたが、さすがひまわり組さん、とても上手に乗っていましたよ。宍道駅につくと、高架を上り下りして改札出口に向かいました。待っていたバスに乗り込み、いざゴビウスへ!
ゴビウスにつくとちょうど昼頃でしたので、まずは腹ごしらえ。お家の方が作ってくださったおいしいお弁当をほおばりました。お腹もいっぱいになったところで、子どもたちの大好きな生き物たちのお話をゴビウスの学芸員さんから聞かせていただきました。クラスで飼っている生き物や、身近な生き物について知りたいことがたくさんある子どもたちでしたので、真剣に話を聞き質問もしていましたよ。お話を聞き、興味関心が高まったところで館内を回ったので、「さっきのエビだ!」「ほんとだ!体が透明だね」などお話と実物がつながってとても楽しく見ることができました。ザリガニをつかむのに挑戦した子どももおり、「つかめたよ!」「はさみが凄かった」「でっかいやつがおったよ」と嬉しそうに話していました。あっという間に時間が過ぎ、帰りの時間に。「もっと見たかった~」「また来たい」と名残惜しむ声が上がりました。帰りのバスに乗り込むと、心地よい揺れに眠気を感じながらも、おしゃべりで紛らわしながら帰ってきた子どもたちでした。
このミニ遠足は、ひまわり組さんだけの特別な体験でした。公共の乗り物の乗り方を知ったり、ルールを知ったりするする良い機会になったと思います。約束事を聞いてしっかり守ることができる姿は、さすが5歳児さんだなと感じました。